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高森明勅
2018.3.14 22:00

権力の堕落

ある種の犯罪者は決して自分の罪を認めないという。

現行犯で逮捕されても、その場で逮捕した警官に対してさえ、
平然と自分の罪を否定するらしい。

異常な神経と言う他ない。

だが我々が今、眼前に見ている権力の堕落は、
それを遥かに上回る。

犯罪の張本人が悪びれもせず、
犯人を探せ!」と叱咤しているような構図。

奇怪千万だ。

高森明勅

昭和32年岡山県生まれ。神道学者、皇室研究者。國學院大學文学部卒。同大学院博士課程単位取得。拓殖大学客員教授、防衛省統合幕僚学校「歴史観・国家観」講座担当、などを歴任。
「皇室典範に関する有識者会議」においてヒアリングに応じる。
現在、日本文化総合研究所代表、神道宗教学会理事、國學院大學講師、靖国神社崇敬奉賛会顧問など。
ミス日本コンテストのファイナリスト達に日本の歴史や文化についてレクチャー。
主な著書。『天皇「生前退位」の真実』(幻冬舎新書)『天皇陛下からわたしたちへのおことば』(双葉社)『謎とき「日本」誕生』(ちくま新書)『はじめて読む「日本の神話」』『天皇と民の大嘗祭』(展転社)など。

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